新型コロナによるマスク生活で、女性が化粧をする頻度が減ったともいわれています。
しかし、この夏、化粧品のトレンドには変化が現れてきました。
女性 : 「ファンデーションをしなくなった。マスクの内側につくのが嫌で、パウダーに変えたり、リップは色付きではなく、保湿のものに変えたり」
女性 : 「(化粧の)手を抜くようになった。目から下はあまり化粧しなくなった」
マスク生活で女性にとって大きく変化したのが「化粧」です。
リサーチ会社が2021年に行った調査では「メイク時間が短くなった」と答えた女性が52.0%で、「変化なし」と回答した47.5%を上回りました。
しかし、コロナ禍で迎えた3度目の夏。
「屋外で2メートル以上の距離を確保できている場合などはマスクを着用する必要はない」と国の方針が示されたことで、また変化が現れています。
女性 : 「新色のリップなどを見るようになった。マスクを外す機会が増え、手を抜いていたところをしっかりしようという気持ちの変化がある」
女性 : 「化粧直し用品を持ち歩いている。鼻とか(化粧が)崩れるから。崩れない対策をしても崩れちゃうから」
女性 : 「今まで通り、マスクをしていなかった時の化粧をするようになって、ファンデーションを結構塗るようにしている。夏はマスク外すこと多くて、見られるから」
札幌市内のデパートです。
化粧品売り場には客足が戻ってきているといいます。
札幌丸井三越 佐藤 暁子さん : 「2年ぶりにファンデーションを新調する人やリップも何色も欲しい人が増えている印象」
このデパートでは2022年4月以降、化粧品の売り上げが2割増えました。
屋外でのイベントが次々と再開されているのも背景にあるといいます。
札幌丸井三越 佐藤暁子さん : 「外だとマスクを外して楽しむ人も増えていると思う。顔が見える機会が多くなったので、ファンデーションの買い直しや崩れないメイク、マスクにつきにくいファンデーションやフェイスパウダーで肌作りをしている人が増えた」
これまではマスク着用を前提として、目元の印象を強めるアイメイク用品が特に売れていましたが、最近はファンデーションや発色の良い口紅なども注目されているそうです。
札幌丸井三越 佐藤暁子さん : 「引き続き、落ちにくいマットリップは人気だが、潤いをプラスするグロスや唇用の美容液も人気」
目元のメイクに合わせて、口元も色味を変えて楽しむ人が増えているといいます。
3年ぶりに行動制限のない夏。
感染対策をしっかりしつつ、おしゃれも楽しみたいものです。